声の網

　乙女小説読み語り。ネタバレ注意！！

　『ゴシックエロティカ』月宮さくら　吸血鬼、狼男　貴族一人娘
　設定が激萌え。
　吸血鬼と狼男が娘を取り合う話になっていくんですが、何故か萌えない。
　何でか考えたら、吸血鬼は娘の中に入っている敬愛する人に萌えているから。
　娘自身に全く興味を持っていなかったからのようです。
　むしろ吸血鬼と敬愛する方の話を読んでみたいとか思った次第です。

　『罪恋』小鳥遊ひよ　兄妹もの　伯爵令嬢
　おお、実兄妹モノ！　と思ったら、義兄だった。
　しょんぼり。
　やはり実兄だと禁忌が強すぎるんだろうか。
　優しかった兄が傲慢な男に成り果てて、いい感じに初心な妹を手玉に取ります。
　兄→妹愛情はたっぷりすぎるほどあるので、悲惨な感じはないです。
　あと、妹が兄を慕いすぎなのもあるかな。
　幼馴染婚約者とくっつくのも、純粋なままの兄とくっつくのもいいなぁ　と妄想しつつ、読み耽りました。

　『フェイク・マリアージュ』永谷園さくら　騎士　姫
　作者さんも後記で書かれてますが、テラ甘いです。
　姫が一人で身分違いを心配して身を引こうとしているんだけど、そんなコト騎士はちっとも気にしない、
　どころか、騎士祖父母両親妹にまで公認されているのに、姫だけが気がつかないという。
　以前にも似た設定を読みましたが、姫のぐるぐるっぷりがすごいので、落ち着いた後の安堵感はひとしおです。
　極甘を堪能したい方には、ぜひオススメ。

　『ホテル王のシンデレラ』みかづき紅月　ホテル王　カフェメイド
　２４歳の歳の差！
　ここに煮えずしてどこに煮えようと言うのか！
　そんな感じに。
　おじさまって響きは言いですよね。
　しかも前妻と死別。
　王道設定ですが、乙女小説ではなかった世界なので楽しく読み耽りました。
　シリーズ展開されているので、次作品感想もさくさくあげてゆく予定です。

　『月迷宮の巫女』水島忍　王　巫女
　予言の力を持つがために無理やり王妃にさせられた巫女。
　無理やりなのに、最後はラブになる王道展開。
　何故かと言うと巫女は比較的世間一般を知らない純粋無垢な風合いだから。
　筋の通った王道っていいですよねー。
　初めて拝見するイラストの方だったんですが、男女共に綺麗でうっとり。
　文章は勿論イラストって大切ですよね。

　乙女小説もＢＬ小説もコミックスも読むだけ読んだので溜まりまくってます。
　頑張って感想を書かないと。