声の網

　進撃 『The right selection ４　甘い悪夢に溺れるか、痛い現実を掴み取るか。』　

　夏コミ新刊のプレビューです。
　シリーズものなので、どこかに巻数を入れたほうが親切設計といまさら気がつきました。
　５からは、裏表紙にでも表記しようかなぁ。
　おまけ本は設定資料集です。
　ただし、４巻終了時における、ですよ。



　「ばかがっ！　よせっ！」
　射精の余韻に浸る時間も置かずに、ローションと体液で濡れた尻の穴を爪先で広げられる。濡れているせいか、全身の毛が逆立つほどの寒気を感じた。
「だから！　やめろっ！」
　広げられたままの穴の中へ、ふぅっと息を吹きかけられる。
　きゅんっと穴が縮こまる羞恥は絶望的だ。
「……可愛いなぁ……」
　しみじみと頷かれる。
　ＳＥＸの最中にしか見せない甘ったるい表情は、どんなおかしな状況下でも変化はなかった。
「ひぃ！」
　ぬるぬると舌が押し込まれる。
　リヴァイの舌よりも長いエレンの舌は、切ないほど奥まで入り込んできた。
　尻に力を入れてどうにか舌の侵入を拒もうとするも、ぬるついた指の先で広げられた箇所から舌が根元まで捻じ込まれてしまえば、呆気なく力が抜けてしまう。
　それでも懸命に力を込めれば、エレンの喜びは一層深くなるようだった。
「ん？　なんか、甘い？」
「んなはずが、あるかっ！　く、そっ！」
「いえいえ、本当に甘い……うん。甘いです。ローションにそんな効果はなかったはずなんですが……」
　舌を蠢かしながら首を傾げるエレンは、指を伸ばして目を細めると薬の説明冊子を眺めた。
「うん。やっぱりないですねぇ？」
「……相性がっ……いいんだろっ！」
　認めてしまうのは業腹だが、希に媚薬入りローションにはその手の効果をもたらす場合がある。
　地下街に居た頃、娼婦で何人か見かけた。
　えも言われぬ男を誘う香りは人気が高く、そんな女達は決まって高く売れたものだ。
「相性、いいんですか！」
「……お前と俺が、じゃなくて。薬と俺が、だからな。勘違いするんじゃねぇぞ？」
　リヴァイの言葉も蕩け切ったエレンの頭には届いていなさそうで、小さな溜息を一つ落とす。
「ん、んんっ！」
　言葉を紡いでいる間は少しだけ快楽から逃れることもできたが、ずっと喋っているわけにはいかない。
　吐き出した息は、すぐにこみ上げてくる喜悦に詰まってしまう。
　エレンの舌は相変わらずいやらしく蠢くのを止めない。
「いい加減！　止めろっ、駄犬っ！」


　ブログへこんな露骨に書いたのは久しぶりです。
　大丈夫かしら。
　閲覧注意表示も出してるから、平気だよね？


　本日の夕食。

　冷やし中華。
　といっても、使っている麺は冷やしラーメン用の麺なんですけどね。
　細麺ラブ。

　厚揚げのねぎがけ醤油。
　四面をがっつり焼きました。
　ネギ醤油の組み合わせは至高かと思うのです。