声の網

　乙女小説読み語り。ネタバレ注意！！

　久しぶりに溜まったので。
　コミックスやＢＬほどたくさん読まないからなぁ。
　乙女小説が出だした当初は色々手を出したんですが、かなり得て不得手があるとわかりました。
　ＢＬより文章の好みが厳しいんですよねー。
　

　『熱愛　南国王子のシンデレラ』沢城利穂　王子　記憶喪失少女
　王子様がやんちゃ系で新鮮。割合とクール系な王子が多い中。
　彼はワイルド系。
　アレキサンドライトアイズなんてものがあるのをこの小説で初めて知りました。
　っていうか造語？
　どっちにしろ素敵設定なので何時か使おうと、にやり笑いをしました。

　『ご主人様の恋の手ほどき』仁賀奈　公爵　メイド
　ビバ、身分違いモノ。
　作家さんが大好きと公言するだけに、公爵の腹黒さが堪りません。
　そして描写は少ないんですが、そんな公爵に忠実すぎる執事にも煮えました。
　途中のはらはらドキドキ感は強いんですが、最後はハッピーエンドなんで何時も美味しいです。
　まだ、乙女ノベルズでは一番好きな作家さんです。
　ちなにみ二番目は上記の沢城利穂氏になります。
　
　『雪と聖画と氷の首飾り』本宮ことは　男装の女の子が活躍しますよ。
　シリーズものだと知らずに途中巻から読みましたが、ちょうど萌巻だった！
　王子様に真剣に言い寄られ、でもその従者への恋を自覚するという、乙女小説展開でしたよ。
　次巻も気になるんですが、前巻達も読みたいですね。
　　
　『姉弟』犬飼のの　タイトル通り。
　イラストがめっさ綺麗です。
　この肉感的な風合いは堪りません。
　実の姉弟かと思ったら実は違う設定だったので、ちょっとがっかり。
　乙女系は実の姉弟とか兄妹設定はかなり少ないですよねー。
　やはり色々と問題があるんだろうか。
　最初はかなり不憫な風合いがあるので、ラストは一層深みのある感じでした。

　『騎士恋物語』永谷園さくら　騎士　姫
　これまたイラスト描さんが好みの作家さんだったので、倍萌。
　健気な姫が可愛いんだ。
　でもってその姫を溺愛する後半、騎士のめろっぷりが堪らない。
　ウエディングドレス姫抱っことか、ウエディングドレス初夜とか美味しすぎる！
　手に取りやすい位置の本棚にさくっと仕舞いこみました。

　今回は犬飼ののさんと永谷園さくらさんが萌文章だと開眼。
　既刊購入に走りたいと思います。